【要約・レビュー】超トーク力[メンタリストDaiGo]をやさしく解説!もう雑談に困らない!

要約・書評・レビュー
【要約・書評・レビュー】超トーク力 [メンタリストDaiGo]

『超トーク力』レビュー

超トーク力』は、メンタリストDaiGoさんの書いた、科学的な話し方のスキルを紹介した本です。

どんな人とでもすぐに親しくなれて、話し出すとみんなが思わず惹き込まれる。説得力があって、話を聞くだけでいつも発見があり、安心もできる。世の中には、そんな魔法のようなトーク力を持つ人がいますよね。

自分にもそんなトーク力があれば、人生が変わるだろうなと思います。

「トーク力」と聞くと、話のうまい芸人さんや、頭のいい弁護士など、生まれつきの才能だと思われがちですが、実際にはどんなに口下手な人でも、トレーニング次第で強力なトーク力を身につけることができるスキルだと、メンタリストDaiGoさんは言います。

著者のメンタリストDaiGoさん自身も、子供の頃はうまく話せないコンプレックスを抱えており、それを科学的なアプローチにより克服し、本書で紹介する科学的なトークのスキルを実践することで、合計360万人ものフォロワーを持つほどの影響力を手にしています。

会話についてのトレーニングは、学校では教えてくれず、自分で学ぼうと思わなければ身につかないスキルです。だからこそ、一度身につければ人生で大きく役立つ武器になるものです。

本書では、DaiGoさん自身の経験も踏まえ、科学的に効果のある話し方のスキルの習得方法を具体的に紹介しています。

科学的に最強の雑談力を手に入れる「会話スターター」、記憶に残る説得力を持つ「ストーリーテリング」、深いコミュニケーションを生む脳科学的な会話のアプローチ方法など、多角的に会話力を鍛えられる構成となっています。

  • 初対面の人との会話がスムーズにいかない。
  • 雑談力がなく、間の悪い沈黙が生まれてしまう。
  • 話に説得力がなく、相手に伝えたいことをわかってもらえない。

このような悩みを抱えている方に、ぜひおすすめしたい一冊です。一生モノのトーク力を身につけ、人生を変えてみませんか。

超トーク力 心を操る話し方の科学
メンタリストDaiGo
CCCメディアハウス
304ページ
超トーク力 心を操る話し方の科学

『超トーク力』の要点

要点1

雑談は、内容ではなく、相手に好印象を残すことが目的。聞く・話す=6対4の割合で、ひとつの話は30秒以内、話し始めには1秒の間を置くことを心がける。

要点2

相手に伝わる話し方をするには、会話の中にストーリーを組み込むこと。話に浮き沈みを作って感情を揺さぶることで、聞き手をひきつけ、記憶に長く残すことができる。

要点3

会話で人と親しくなるには、「内面の静けさ」が必要。内面を整えた上で、お互いの自己開示をするのがポイント。

要点4

うまく話せない人には、「聞き下手」、「不安」、「発声」という3つの弱点がある。この弱点は、必要な知識を学んで対処すれば克服できる。

『超トーク力』の要約・書評

科学的に最強の雑談力とは?

雑談=「雑な話」ではない

雑談というと、文字通り「雑な話」のように、意味のないものとイメージしている人も多いと思います。しかし、雑談には大きな価値があります。

カナダのウィンザー大学の研究によると、雑談をする人は、職場での好感度も評価も高くなる傾向があるといいます。雑談によって、日頃から周囲の人との人間関係や信頼などを築くことができるからです。このような人間関係の恩恵をソーシャル・キャピタル(人間関係資本)といいます。

つまり、雑談が上手いだけで、人は仕事はもちろん、人生で得をすることができるのです。

雑談のポイントは好印象

雑談をする上で大きなポイントは、話の内容ではありません。

例えば、商談では、世間話の内容よりも、相手に対しての手応えといった、感情的なことのほうが、後から印象に残ります。デートでも、内容よりも相手が喜んでくれたかとか、興味なさそうだったといった印象が、後から強く思い出されるでしょう。

つまり、雑談をする上で大きなポイントは、話の内容よりも、相手にいい印象を残すことです。

そのためのテクニックとして、本書では「トゥー・クエスチョン・テクニック」が紹介されています。

トゥー・クエスチョン・テクニック

トゥー・クエスチョン・テクニックは、ノーベル賞を受賞した心理学者で行動経済学者のダニエル・カーネマン博士の提唱した会話テクニックです。このテクニックは、簡単な2つの手順で行うことができ、相手の幸福度を上げて、聞き手への親近感が増すことがわかっているそうです。

手順1

最近の出来事について尋ねる

手順2

その出来事からどんな感情になったか尋ねる

簡単に言えば、最近起こった感情的な出来事を聞くというもの。相手が自分自身の感情的な体験を話すことで、脳が興奮し、聞き手に対して好感を持つようになるのです。

トゥー・クエスチョン・テクニックを成功させるには、相手が気持ちよく話せるような「良い聞き手」である必要があります。そのために、3つのポイントを押さえることが重要です。

  1. 話の内容にこだわらない
  2. 会話のネタは自分から提供しなくていい
  3. 会話をリードしようとしない

要するに、会話を絶対成功させようなどと力まず、リラックスして、相手の話したいことを話してもらう、丁寧な聞き手に徹することが大切です。

とはいえ、話がスムーズにスタートしてしまえばこれが出来ても、肝心の出だしで気まずい沈黙が生まれてしまう、というケースは多いものです。雑談は、話し始めが一番難しいものですよね。

そこで、会話のスタートを成功させるための強力なテクニックも紹介されています。

会話スターター

「会話スターター」とは、会話で最初に話される話題のことです。心理学では、良い印象の残る雑談に共通の会話スターターが明らかにされています。

この研究を参考に、会話の冒頭で何を話すかを理解しておけば、つまり、会話スターターのバリエーションを知っておけば、雑談を良い印象にできる可能性がぐんと高まります。

ちなみに、会話の上手い人たちは、効果的な会話スターターのレパートリーを多く持っているそうです。

ここでは、雑談が盛り上がりやすい会話スターターベスト3を紹介します。

1位

今日、何か良いことありました?

2位

熱心に取り組んでいる活動は?

3位

最近あったワクワクするような出来事は?

これは、海外の研究機関の結果なので、日本で「熱心に取り組んでいる」とか、「ワクワクする」とか切り出すのはなかなか難しいかもしれません。

それでも、要点を考えていくと、人は自分の価値観について話すのを好み、自分自身について打ち明ければ打ち明けるほど、人間関係が深まる傾向があります。なので、相手が得意になって話せる内容を聞き出していくのが良いのだと思います。

例えば、「ハマっていること」とか、かなり古いですが「マイブーム的なこと」のように聞いてみるのも良いかもしれません。

また、1位の「今日、何か良いことありました?」は、かなり便利な会話スターターです。いつでもどこでも気軽に使えるし、思い出しやすく、明るい話題が出やすいので、自然と盛り上がりやすいはずです。

もし良いことがなかったとしても、逆にツイてなかったことを聞く方向に変えれば、相手は「ツイてないことでも話を聞いてくれた」と、良い印象を持ってくれるはずです。

本書『超トーク力』では、この他にも様々なバリエーションの会話スターターや、自分なりの会話のストックの作り方などが、具体例とともに紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

印象の良い会話を演出する方法

ここまでは、主に雑談で良い印象を残すための「会話の内容」について紹介してきました。ここでは、話し方や聞き方を工夫することで、会話で良い印象を演出する3つのルールについてご紹介します。

ルール1:ピンポンルール

「聞く・話す」の割合は「6対4」にする

良い会話は、お互いの話がキャッチボールのように交わされるものです。相手が気持ちよく話をできるには、「聞く・話す」の割合を「6対4」にするのがベストだそうです。ピンポンルールとは、この割合をキープして話すことです。

良い聞き手であれと言っても、相手が話してばかりいると、相手の反応が感じられず、「自分の話に興味がないのでは」との不信感が生まれます。

また、人は自分が話している時間を短く感じる傾向があるので、体感的には自分は2割程度しか話さないくらいでいると、実質的には4割ほど話しているそうです。

ルール2:信号機ルール

一つの話は30秒以内にする

信号機ルールとは、自分が話している時間の長さを信号機として捉えたルールです。

  • 青信号:30秒以内
    相手は集中して話を聞いてくれる
  • 黄色信号:30〜60秒
    相手の集中力が切れてくる
  • 赤信号:60秒以上
    相手の集中力が切れて印象が悪くなる

このように、相手が集中力が続く30秒以内を意識して自分の話を終える。そして、相手に会話のパスを渡すことで、印象の良い会話のリズムを保つことが出来ます。

ルール3:一時停止ルール

話し始めには1秒の間を置く

会話中、自分の話しの直後に、間髪入れずに相手が話し始めたら、急に割って入られたように感じますよね。場合によっては、自分の言ったことをしっかり聞いてくれてないのではないか?という悪印象も持ってしまいます。

そこで効果的なのが、一時停止ルール。これは、自分の発言の前に1秒の間を置くというルールです。1秒置くだけで、相手は、自分の話をしっかり聞いてくれている!と好印象を持ってくれるのです。

相手に伝わる話し方

説明下手は軽く見られる

ここまでは、雑談や日常会話でのテクニックをご紹介してきました。このような会話の場合、内容自体はそれほど重要ではありませんでした。しかし、プレゼンや商談、仕事での指示や説明など、相手に伝えたいことを納得してもらいたい場合は話が変わってきます。

そこで、自分の伝えたいことを相手にうまく伝える「説明と説得」のテクニックの取得をすることが重要です。

人には、相手の説明がわかりにくかったり、話が退屈だったりすると、その人を軽視する傾向があるそうです。話が下手なだけで、実際の能力は高くても、周囲からの評価が低くなってしまうのです。

逆に言うと、それほど能力の高くない人でも、わかりやすく話すスキルを持っているだけで、実際の能力よりも高い評価を得られるということです。口がうまくて出世している人が世の中に一定数いるのも、このような理由からなのでしょう。

なので「説明と説得のスキル」を身につければ、自分の今の能力に底上げして評価してもらえるようになるはずです。本書では、ストーリーを使った手法で、説明と説得力を上げるテクニックが詳しく紹介されています。

『超トーク力』まとめ

メンタリストDaiGoさんの『超トーク力』について要約・レビューを書いてきました。

本書のテクニックを実践すれば、一生モノのトーク力を身につくはずです。ぜひ、トーク力で人生を変えてみませんか。

超トーク力 心を操る話し方の科学
メンタリストDaiGo
CCCメディアハウス
304ページ
超トーク力 心を操る話し方の科学